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言語と魔術

古代人達は、言葉と魔術を同義語と迄は言わないがかなりの密接な関係を持つと確信していた。 イザヤ書にこんな記述がある。


雨と雪が天から降って地を潤さずに戻ることはなく、そのため種をまく人には種を、飢えた人には糧を

それはもたらすことが確かなのと同じくらい、わが口から出て行くわが【言葉】は、われが望んだことを成し遂げず、またわれがそのために遣わしたことを果たさずに、むなしくわれに返ってくることはない。


これを意訳すると、自分の口からでた言葉が何も現象を起こすことなく、自分の口に再び戻ることはない。 となる。

一度でも口から出てしまった発言は絶対に撤回しようがない。何故なら、口から出た瞬間に言語の魔術が働いてしまうから。

また、東北の狩猟民マタギには言語のルールがあると言われている。 例えば、熊は「クロゲ(黒い毛)」、狼は「ヤセ(痩せたもの)」と言う風に直接的な固有名詞を用いないようにしている。 何故かと言えば、熊という言葉を発すると実際に自分に危険を及ぼす熊が現れてしまうからだとか、、、

THOTOが書いたとされるエメラルドタブレットの一説にはこうある。 生命は火の言葉にすぎず、汝の前に見る生命力は火の世界の中の言葉にすぎず。 古代では火は魂と密接な関係があると言われていた。 つまり、生命とは魂の言語による魔術的な表現なのかもしれない。

聖書にある

※始めに言葉ありき

という表現はもしかしたら、世界の核心を突いてるかもしれない、、、 ※訳により言葉ではなく、諸説あり。



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